① 変幻自在に身体を操作できるようになり、
将来あらゆるスポーツに適応できる基礎ができる
運動を調整する能力があると、新しい動きを身につけやすくなります。幼少期に養われた運動調整能力が、以後の運動発達の基盤となります。
② 危険回避の基礎となる能力が向上する
滑らかで自然な動作ができるようになると、とっさの時にも身体が自然に動くようになり、さまざまな危険から身を守るための基礎となります。
③ 姿勢の維持、からだを支える力がつく
いわゆる良い姿勢がとれるようになり、自分の身体を支えられれば、より複雑な動きができるようになります。姿勢がよくなると呼吸効率も上がります。④の心肺機能、⑤の脳の発達(脳への酸素や栄養の供給)にもつながります。
④ 運動を続ける能力、スタミナがつく
運動能力が上がるほど、より活発に効率よく動けるようになり、運動量が増えて持久力や心肺機能も向上していきます。
⑤ 運動習慣が身に付き自発的に運動するようになる
幼少期に体をよく動かしてきた子は、その後も自発的にからだを動かすようになります。物事に積極的に取り組むなど精神面にも影響したり、将来の健康な体づくりにもつながります。
⑥ 脳の発達や学力の向上にもつながる
運動能力の高い子は学力も高い、という相関関係があることが分かっています。運動中は、様々な状況に応じて素早く判断したり、無意識のうちに集中と思考を繰り返しています。良い姿勢や生活習慣が身に付くことで脳の発達にもプラスになります。
このように、幼少期から基礎となる運動能力を高めることは、将来にわたり心身ともに健全で自信に満ちた生活が送れるようになることにつながります。
そのため道場の少年部(特に初級クラス)では、運動能力のもとをつくる「コーディネーショントレーニング」を練習に多く取り入れています。